SAPのアドオン開発とは?プログラムの種類も解説!【初心者向け】

 

  • SAPのアドオンとは何なのか?
  • なぜSAPのアドオン開発が必要なのか?
  • プログラムの種類は?

などSAPのアドオンに関する情報について初心者にもわかりやすくまとめました。

POINT
SAP初心者の方もこの記事を最後まで読めばアドオンについて理解ができ仕事に繋げられます。

わからない部分はゆっくり読み返して理解を深めていきましょう。

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SAPのアドオン開発とは?

SAPのアドオン開発とは?

数多く存在するSAP案件の中には「アドオン開発」に関する案件が多く出回っております。
そもそもアドオンとは、ソフトウェアの機能を拡張させるために使用するプログラムのことを指します。
また、SAPのアドオンは主に「ABAP」というSAPの独自言語を使用します。

SAPのアドオン開発とは、標準機能に備わっていない顧客要件に合わせた機能を個別に開発することを指します。
SAP ERPパッケージを導入する時、基本的にはSAPの標準機能やテンプレートに存在する機能を使用します。
しかし、SAPに備わっている機能では対応できない自社特有のやり方を組み込みたいときにアドオン開発を行います。

また、SAPの標準機能の一部を修正するやり方をモディファイと呼びます。

SAPのアドオン開発はなぜ必要になるのか?

SAPのアドオン開発はなぜ必要になるのか?

先述した通りアドオン開発とは標準機能にない機能を個別に開発するものです。
SAP社のERPは基本的にアドオン開発をせずとも使用できますが、各企業には固有の業務があり、それを導入時にまるごと変更することが難しい場合があります。

また、追加の検討をしている機能は他社との差別化を図るための可能性も考えられます。
つまり、アドオン開発とは他社との差別化(自社の個性)、不足している機能を補うためのツールとして重要な役割を果たします。

その一方で、アドオン開発にはコストの増大や将来のバージョンアップ時の対応などが必要になることも考えなければなりません。
ERPパッケージは「全体最適化」実現するものとして普及してきました。
SAP社はERPの標準機能に合わせて業務プロセスを変更することが合理的に全体最適化をできると推奨してきました。
最新のSAP S/4HANAは豊富なテンプレートが土台にあるため大体の業務範囲をカバーできるようになっています。

以上のことからSAP ERP導入に関わる方にとってERPの機能に合わせて業務プロセスを変更するのか、アドオン開発をするのかの選択が肝と言えるでしょう。

参考:)SAPなんでも相談室

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ABAPプログラムの種類

ABAPプログラムの種類

SAPのアドオン開発はABAPという独自の言語を使用してプログラムの作成を行います。
ここでは、アドオン開発の基礎知識としてアドオンプログラムの一部をご紹介致します。

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レポートプログラム

レポートプログラムは、アドオン開発時に最もよく使用する基本的なプログラムです。
データを出力してレポート(帳票)を一覧表示するプログラムを覚えておきましょう。
また、出力するだけでなくファイルのアップロードやダウンロードなどでも使用することでき、その用途はさまざまです。

Dynpro(ディンプロ)

DynproはDynamic programming(動的プログラミング)の略称です。
対話型の画面の動きに関するプログラムと覚えておきましょう。
レポートプログラムとは異なり、複雑な顧客要件に対応するために、複雑な画面の作成、入力画面の項目、レイアウトなど細かく設定できます。
他のプログラムに比べて、開発数はそこまで多くありませんが、Dynproの難易度は高く、扱える人材は非常に需要があります。

今回紹介した2つのプログラムはSAPのアドオンプログラムのほんの一部になります。
ほかにインクルードプログラムや汎用モジュール、クラスなどがあります。
SAPエンジニアを目指す方は、紹介した2つのプログラムは前提知識として必ず習得しましょう。

SAPのアドオン開発デメリット

SAPのアドオン開発デメリット

アドオン開発は、SAPシステムを自社の個性にしたり、他社との差別化ができる有効なツールですが、その反面デメリットも存在しています。
ここではアドオン開発のデメリットを確認していきましょう。

開発コストが増える

アドオン開発をするとABAPを扱えるSAPエンジニアにかかる人材コストやプロジェクトの期間が伸びることで発生するコストが増えていきます。
SAP ERP製品はグローバルスタンダートの標準機能が備わっているため、できる限り業務をSAPに合わせることが推奨されています。

バグが発生しやすい

SAPに関わるバグの内ほとんどがアドオン開発によるものと言われています。
アドオン開発したものはSAP社の管轄外になるため、運用中の足かせになってしまう可能性があるのです。
また、扱える人材が限られ情シス担当の方などの負担も増えてしまいます。

SAPのアドオン開発の求人例

SAPのアドオン開発の求人例

実際のアドオン開発に関する求人情報をご紹介します。
業務内容や想定年収などを是非参考にしてみてください。

求人事例①
求人概要:SAP導入案件のアドオン開発におけるシステムエンジニア
業務内容:SAP ERP(生産・販売・購買/在庫・原価・会計等)のADD-ONの設計/開発のリーダーを担当
必須スキル:①Java、C#.net、VB.netでの開発経験
歓迎スキル:①SAP ERP標準機能の知識(FI、CO、SD、MM、PP、BI、BWのいずれか)
年収:400万円~600万円
求人事例②
求人概要:SAP開発エンジニア
業務内容:SAPのR3またはR4で、設計、ABAP、保守開発
必須スキル:①SAPのR3またはR4で、設計、ABAP、保守開発経験
歓迎スキル:①自主性の高い方②前向きで向上心あふれる方
年収:300万~500万円
求人事例③
求人概要:システムエンジニア/SAP ABAP開発
業務内容:ERPパッケージ導入・運用時の追加機能の開発
必須スキル:①ABAP経験1年以上
年収:400万~600万
求人事例④
求人概要:IT戦略・IT企画コンサルタント/SAP ABAP開発者
業務内容:SAP導入案件のアドオン開発
必須スキル:①ABAP経験が1年以上(20代中盤~30代前半あたりまでは経験1年程度でも問題なし)
歓迎スキル:①SAP認定資格 ②Java/Mobileアプリ開発経験
年収:350万~550万
求人事例⑤
求人概要:SAP導入コンサル、上級SE、ABAP開発エンジニア
業務内容:大手製造業、物流企業にて基幹系ERP基盤構築・開発プロジェクトに参画してABAP言語によるアドオン開発等
必須スキル:①SAP導入コンサル、開発経験5年以上の経験者
年収:400万円~1200万

※他サイトより企業名等伏せつつ参照

SAPのアドオン開発についてまとめ

SAPのアドオン開発とは、標準機能で実現できない機能に対処する際に使用されることが分かりました。
SAPエンジニアもしくはSAPコンサルタントとして活躍していくには是非習得しておきたい知識の一つです。
本記事がSAPに関わる方の参考になりましたら幸いです!!

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