SAPジャパンへ転職するには?難易度や転職成功のコツも解説!

SAPジャパンへの転職を成功させるために知っておくべき情報を本記事にてまとめました。
SAPジャパンの企業情報から転職難易度、転職活動成功のコツなどをご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

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激務?年収は?転職前に知っておきたいSAPジャパンの企業情報

転職前に知っておきたいSAPジャパンの企業情報

SAPは、ERPパッケージベンダーの中でも確かな存在感を持っています(世界・国内ともにERP市場ではシェア率1位)。
近年では、情報系システム分野のソフトウェア市場においてもシェアを拡大しており、クラウド型業務ソフトウェア市場における存在感も増している次第です。
1972年にSAPの前進となるystemanalyse und Programmentwicklungが創立されて以来、事業は拡大し続け、2019年11月時点では世界130カ国以上に拠点を展開し、総勢996,498名の社員が在籍していいます。

SAPジャパンはSAPの日本法人にあたります。
SAPジャパンの企業情報は以下表のとおりです。

社名 SAPジャパン株式会社
URL  http://www.sap.com/japan/index.html
本社所在地 東京都千代田区麹町1-6-4 SAPジャパンビル
代表者 福田譲(代表取締役社長)
設立年 1992年10月
資本金  36億円(SAP SE100%出資)
株式公開 非公開

事業内容

SAPジャパンの事業内容は、大きく次の2つです。

  1. 企業の経営資源である、人・モノ・カネに特化した、利益向上のためのコンピュータソフトウェアの開発販売
  2. 企業向けの教育やコンサルティングサービスも実施

SAPより、ポートフォリオカテゴリを引用しましたので、詳細は以下にて確認ください。

企業理念

転職するのであれば、ビジョンやミッション、バリューに共感できるかが大変重要です。
面接時にも、頻繁に聞かれる項目ですので頭にいれておきましょう。

まずは、『SAPジャパンビジョン2032』を確認していきます。
このビジョンは、SAPジャパン創立20周年に伴い、今後の活動の指針となる中長期的なビジョンとして策定されたものです。

ニッポンの「未来」を現実にする

世界の叡智と革新性をもって、変革を目指す全ての人と共により良い明日を創る

解説:SAPジャパンは、自社の強みを「世界の叡智の資産継承」であるとし、あらゆる企業への支援を通じて培ったノウハウを、世界中に展開していく存在であるということを表しています。
つまり、これまでのノウハウを存分に活用し、日本中の企業に革新性を巻き起こしていくというメッセージが込められていると言えるでしょう。
SAPジャパンでは、SAPジャパンビジョン2032を実践していくため、社員一人一人が以下『行動5原則』に基づいて行動することを推進しています。

  1. Be SAP Ambassadors / 他の誰でもない、あなたがSAPの代表としてオーナーシップを持って行動する
  2. Be Borderless / 壁など無い立場や言葉・文化の壁を超え、オープンな思考で行動する
  3. Be Creative / あなただけの発想を既成概念に捉われず、常に新たな発想を持つ
  4. Take Smart Risks / 挑戦無くして成長無しより大きな成長と成果のためにリスクを取ることを臆さない
  5. Have Fun / 充実した毎日を!!それぞれの価値観を尊重し、毎日を楽しむ

参照:)SAPジャパンHP

平均年収

続いて、平均年収を見ていきましょう。
SAPジャパンの親会社であるSAPが外資系企業であることから、個人の実績に準じて報酬が決定されるシステムが整っています。

大手エージェント転職会議よると、SAPジャパンの平均年収は859万円でした(2021年1月29日調べ)。
なお、年代別の平均年収は以下表をご覧ください。

年代 平均年収  最高年収 最低年収
20代 500万円 570万円 400万円
30代 550万円 750万円 500万円
40代 900万円 1000万円 800万円
50代 1200万円 1500万円 1050万円

外資系IT企業の中では、総じて平均年収が高く、多くの方にとって年収アップを実現できる転職先であると言えるでしょう。
また、日系企業独特の年功序列のような全くないわけではないようですので、給与面で安定性を求める方におすすめです。
とはいえ、実績を重視した評価制度ですので、実績を残せない場合には高年収を獲得することが難しいです。
なお、競合の日本マイクロソフトや日本オラクルなどと比較した際には、3社とも大きな差はないです。

業績と成長性

SAPジャパンの業績自体は公表されていないため、SAP本社の情報から業績と成長性を読み解きます。
結論からお伝えすると、SAPの業績は好調で、この勢いは今後も継続していく可能性が極めて高いです。
このようにお伝えした根拠として以下3つご紹介します。

■拡大傾向にある顧客数

ERPパッケージ市場の中でもNO.1のシェア率を誇るSAP社、当然ながら顧客数もとても多いです。
なんと、80カ国以上、437000社を超える企業をクライアントに抱えています。

また、メインターゲットを大手企業としていたSAPジャパンですが、2017年頃より中堅・中小企業をターゲットに据え新たな市場開拓に積極的な姿勢を示しています。
なお、実際にこの戦略は項を成し、SAPジャパンの2017年度第2四半期の売り上げが前年度比で28%増加するも、中堅・中小企業向けビジネスにおいては28%を大きく上回る実績を残したとのことです。

参照:)中堅・中小企業向けビジネスを強化するSAPジャパンの戦略

■グローバル収入増加

SAPは、世界のソフトウェアベンダーの中でマイクロソフト、オラクル、に次ぐ第3位の売上高を誇っています(グローバル連結)。
なお、SAPの2010年~2015年にかけての売上高成長率が約10%となっている一方、マイクロソフトは4%、オラクルは0%ですので、成長性も比較的高いといえるでしょう。

■営業利益率が高い

SAPの営業利率は、2015~2019にかけて20%を下回ったことはなく、安定した利益を確保し続けていると言えるでしょう。
その他、余談にはなりますが、フォーブズ誌によって選出されたグローバル企業2000社のうち87%が、そして国内主要23業種のトップ10企業のうち84%もクライアントであることが分かっています。
大口のクライアントが多数存在することからも、SAP社の安定性が伺えます。

参照:)https://www.sap.com/integrated-reports/2019/en/interactive-chart-generator.revenue-and-profitability.operating-profit.html

労働環境

SAPジャパンの平均残業時間は、40~50時間程度となっています。こちらも、競業会社と比較しても平均的な値です。
決して少ないとは言えない残業時間にはなります。
企業側でも、従業員全員がしっかりとワークライフバランスをとれるような環境づくりに注力しているようです。

働きがい

GPTWが発表した「2020年度アジア地域の働きがいのある会社ランキング」ではグローバル企業部門で第3位となっています。

選考基準は世界の従業員数が1000名以上、世界の働きがいのある会社ランキングに3ヵ国以上ランクインしている必要性があります。
2019年度のランキングでは第4位でしたが、先述した業績と成長性に伴い社員の働きがいも年々向上している企業の1つです。

参考:)2020年版 アジア地域における「働きがいのある会社」ランキングを発表!

社員による評判から読み解くSAPジャパンとは

社員による評判から読み解くSAPジャパンとは

転職活動をする際には、実際に働いている社員の声を拾い参考にすることも重要です。
「やりがい」「福利厚生」「入社後感じたギャップ」についてまとめてみましたので、ご参照ください!

やりがい

若くして大手企業のハイレイヤー×大型案件に携われるが故、大きなプレッシャーがかかってくるものの、その分非常に大きなやりがいを感じられるようです。
提案内容自体が、企業全体に大きく関与するERPシステムに関する提案となるので、非常に難易度は高く、濃い経験ができることや、世界的なIT企業になるため自身のキャリアアップにつながるやりがいがあるとの意見がありました。
また、企業のTOP層と折衝できるため、新しい発見や刺激が非常に多いという上流工程ならではのやりがいもあるようです。

福利厚生

福利厚生に関して、高評価をしている社員が大多数な印象です。
育休・産休などの休暇はもちろん充実しているため、性別関わらずとても働きやすい環境となっています。

SAPジャパンの福利厚生フレックス制度
・従業員支援プログラム
・マインドフルネス
・Run Your Wayプログラム
・フィットネスセンターやアクティビティレッスン(オンサイト)
・健康診断、がん検診、セカンドオピニオン
SAPジャパンの福利厚生について詳細を知りたい方は、SAPジャパンHPをご確認ください。

入社後感じたギャップ

実際に筆者が社員の口コミを調査してみたところ、入社後のギャップはそこまで感じられていない方が多かったです。
SAPの本家ということもあり、最新のSAPソリューションの知識が身につき、ITの最先端企業として多くの優秀な方たちと仕事ができると好印象な意見が目立っていました。

参照:)SAPジャパン株式会社の入社前とのギャップ

SAPジャパンの転職難易度【難しい?】

本題のSAPジャパンの転職難易度について解説していきましょう。
併せてSAPジャパンの募集職種にも触れましたのでご覧ください!

転職難易度

まず転職難易度についてですが、SAPジャパンの転職難易度は「かなり高い」と言えます。

理由としては

・高年収
・ネームバリューがある
・キャリアの選択肢が広がる
・希望する実務経験が最低5年程度必要(第二新卒は例外)
・英語力が必要

といった点が挙げられます。

事務系などの職種によってはそれほど専門的な知識は問われないかもしれませんが、やはりSAPコンサルタントやエンジニア枠で転職を希望する際には、業界未経験者の場合にはまず難しいと言えるでしょう。
さらに、マネージャーやシニアスペシャリストなどのマネジメントポジションを希望する場合、採用要件として10年以上の実務経験が求められます。
そのため、SAPジャパンは、即戦力人材を強く求める傾向にあり、要件を満たしていない人材は採用をしないと言えます。

その他、後程口述しますが様々な募集職種があります。
そのため、自身の強みを活かせる職種及び部署を見極めることがSAPジャパンへの転職を成功させる鍵となるでしょう。

募集職種

SAPジャパンが募集している職種は大枠以下7職種に区分できます。
これほどまでに募集職種が多い背景には、SAPジャパンがソフトウェアの開発からセールス、コンサルティング、アフターサポートまでを一貫して提供していることにあります。

職種 職務内容
開発 ソフトウェアの開発・運用、品質管理、UX設計
セールス(営業) ソフトウェアやテクノロジーの営業
コンサルティングサービス SAP商品に関する知見を用いた、コンサルティング
マーケティング・RP SAPブランドのブランディング
コーポレートオペレーションズ 事務管理、セキュリティ、法律監査などの管理業務を行う
人事 人材採用、人材育成、評価制度設計
経理・財務 財務に関わる管理業務

SAPジャパンへ転職するために必要な要素とは

SAPジャパンへ転職するために必要な要素とは

SAPジャパンは、どのようなスキルを有している人材を採用したいと考えているのでしょうか?
SAPジャパンが求めていると想定されるスキル・経験は以下の通りです。

必要なスキル・経験
・SAP製品に関する知見
・外資系企業の風土を柔軟に受け止める適応力
・英語力(ビジネスレベル)
・会計、財務などの企業のバックオフィスに関する基礎知識
・業務効率化を目的としたコンサルティング経験
・ITコンサルティングの経験

また、SAPジャパンでは理想的な採用候補者として以下のようなパーソナリティを持つ方を挙げています。

理想とされるパーソナリティ
・広い視野と大きな夢を持つ人材
・仕事に真摯に取り組む人
・行動力と適応力を備えている人

今まで培ってきたスキルや経験をアピールするとともに、パーソナリティの部分でもSAPジャパンにマッチすると面接官に思ってもらうことが転職成功のカギです。

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SAPジャパンへの転職活動は、エージェントを利用すべき!

SAPジャパンへの転職を成功させるためには、先述した通りそれまでの経験やスキルの他、当然ながら競合との差別化を意識したうえでの志望動機が重要となります。

また、転職活動の是非を左右するのは情報量とも言えます。
そのため、転職活動を伴走してくれるプロ=「転職エージェント」を頼ることも重要となります。

転職エージェントを活用するメリットは、以下の3点です。

  1. 独自の非公開求人情報を知れる
  2. SAPジャパンに特化した対策ができる
  3. 条件面での交渉も担ってもらえる

「非公開求人」とは、採用企業側が事業戦略などを加味して公に募集できないが、隠れて人材を採用したい場合にエージェントに依頼する求人のことを指します。
社内の中でも、ハイグレードなポジションである可能性が高いです。

また、エージェントには、SAPジャパンへの転職を突破するノウハウが多く蓄積されています。
そのため、転職を成功させるコツ(評価される志望動機の書き方、SAPジャパンが好む人物像 等)を教えてもらいながら、転職活動を優位に進めることが可能です。

そのほか、年収UPなどの、先方に伝えずらい条件面での交渉も代行してくれるというメリットがあります。
個人のみでは非常に難しく、交渉の余地すらなかったということも少なくありません。

SAPジャパンの面接で聞かれること

SAPジャパンの面接で聞かれること

SAPジャパンへの転職を実現するためには、面接を突破しなければなりません。
SAPジャパンで必ず聞かれる質問が次の2つです。

  1. 「なぜSAPジャパンに入社したいのか」
  2. 「なぜその職種を希望するのか」

これら回答を明確化するにあたっては、自己分析のほかにSAPジャパンの企業情報を把握したり、競合他社との差別化をする必要があります。
逆に、SAPジャパンの事業内容や競合他社との違いを理解していないと、面接で的外れな回答をしてしまい、見送られてしまう可能性があるので要注意です。
SAPジャパンの企業情報については、本記事前半でお伝えしましたので、競合他社との差別化ポイントをお伝えします。

■緻密な事業戦略

競合のオラクルでは、ソフトウェア会社などの買収を積極的に繰り返した結果、買収企業との事業統合がかみ合わず、成長の足かせになっている側面があります。

一方、SAPでは、買収する前に、あらかあじめ被買収企業との10年先までの展望について十分に協議し、相乗効果が最大限見込めると結論づけた場合にのみ、買収を実施しています。
また、被買収企業や属する社員を尊重する姿勢があるため、被買収企業の従業員の離職率は低いこともSAPの魅力の現れと言えるでしょう。

■クラウド市場での信頼性

クラウド基盤領域で大きな存在感をあらわにするセールスフォースとマイクロソフト。
両者とも、各強みを武器にして多くの企業から指示されています。

ただし、その2社は、業務アプリケーション領域でのソフトウェアに関する経験と実績がまだ少ないです(実力次第では、今後圧倒的なシェア率を占めていく可能性も)。

その点、SAPのクラウド基盤に関しては、業務アプリケーション領域での豊富な経験を最大限活用できるため、クラウド市場において高いシェア率を獲得できる可能性が高いと言えるでしょう。

最後に、新卒採用面接の時と同様に、面接の最後には逆質問を聞かれるので、準備しておきしょう。

SAPジャパンへの転職に強いエージェント

次に、SAPジャパンへの転職に強みを持つエージェントをご紹介します。

リクルートエージェント

「リクルートエージェント」は、最大手の転職エージェントです。大手企業や有名企業への求人情報を豊富に扱っているので、SAPジャパン以外にも様々な業界の求人を見ておきたい方にはお勧めです。

特徴
・厚生労働省「人材サービス総合サイト(2019年度)」において転職支援実績NO.1
・「国内主要転職エージェントの求人数(2020年7月時点)」NO.1

doda

「doda」は、転職活動サポートの幅が広い転職エージェントです。
ヘッドハンティングやスカウトなどの豊富なサービスを展開しているため、SAPジャパンに即戦力として採用されたい方に利用をお勧めします。

特徴
・リクルートエージェントの次に非公開求人を含む求人数が多い
・履歴書や職務経歴書の代行提出から、採用企業との面接日程調整、そして内定辞退の連絡まで一貫したサポート
・大手外資系ファームなどの転職情報を多く扱う

マイナビエージェント

「マイナビエージェント」は、20代でSAPジャパンへのキャリアアップを検討中の方にお勧めの転職エージェントです。

特徴
・20代の転職に強い転職エージェントNO.1
・担当アドバイザーが比較的若い

SAPジャパン社員の転職事情

SAPジャパン社員の転職事情

最後に、SAPジャパン社員の転職事情をご紹介します。
「どういった企業からSAPジャパンに転職してくるのか(転職元)」そして「SAPジャパンからどういった企業へ転職するのか(転職先)」を把握しておくことで、ご自身のキャリアを計画的に組み立てることが可能です。
もちろん、これら以外の選択肢も豊富にありますので、参考程度にご確認ください。

転職元
・IT系コンサルティングファーム(デロイト,AC,EY 等)
・SIer(IBM)
・外資系ベンダー(オラクル,マイクロソフト 等)

転職先
・クラウド系サービス企業(Google,Yahoo! 等)
・大手IT関連企業(オラクル、楽天、IBM、NRI 等)

SAPジャパンへの転職はエージェントの活用がオススメ

SAPジャパンへの転職をご検討中の方に有益な情報となれば幸いです。
また、ご自分がSAPジャパンにマッチするか疑問をお持ちの方は、まずは弊社のようなSAPコンサルタント・エンジニアの紹介事業を展開する転職エージェントに相談をしてみてはいかがでしょうか?

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